尋常性疣贅の特徴と種類〜予防法・民間療法まで

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大きくなる、増えるなど形状や個数に変化が起こりやすい

尋常性疣贅(読み方:じんじょうせいゆうぜい)は、いわゆるイボです。人乳頭腫ウィルスの感染によってできる良性な腫瘍になります。良性ですが、見た目はとても気になるものです。またウィルス性ですから大きくなったり、数が増えたりする可能性もあります。何とかして治したいと思うものですが、治療法や対策にはどのようなものがあるのでしょう。

 

症状の主な特徴は?

表面はつるっとしておらず、ガサガサとした状態で、小さな黒い点も伴っているのが大きな特徴です。

 

ウィルスに感染してしまうと数か月後にウィルスが増殖してきます。すると、皮膚が隆起し発疹が出ます。その後徐々に大きくなっていき、角化してガサガサとした表面が現れます。ウィルス性のイボとしてはよく見かけるタイプですが、首や手の指など見えやすい部分にできるととても気になるものです。

 

なぜ尋常性疣贅が現れる?

ウィルス感染の一つですから、手足や顔面、膝などにできやすいです。目に見えないほどの外傷を受けた場合に、そこからウィルスが侵入してしまうことがあります。このウィルスは、ヒトパピローマウィルスというもので、100以上もの型があります。そのうち60種類は上皮に感染し、イボなどの症状を引き起こすのです。

 

尋常性疣贅の種類とは?

尋常性疣贅ができる部位や種類によっては痛みも伴います。できるだけ早いうちに適切な治療を受けましょう。

 

足底疣贅

足裏にできた場合には足底疣贅とよびます。足の裏では体重がかかることもあって、他の部位にできた場合とは違って隆起しないままのケースもあります。また完治しにくく、多発してしまうこともあるのです。

 

タコやウオノメと間違ってしまいやすい点に注意しましょう。

 

タコやイオの目は靴のサイズなどの問題で圧迫や摩擦が起こる皮膚疾患です。そのため、誰かにうつしてしまうおそれはありません。しかし足底疣贅はウィルスが原因なので、治療しなければ感染させてしまう可能性もあるのです。

 

ミルメシア

手の平や足の裏に出やすいものです。透明感があってぷくっと隆起した部分は硬いのが特徴です。ただし、尋常性疣贅とは違って表面がつるつるしています。足裏にできると痛みを感じることもあります。急に大きくなったり、増えたりすることは少ないものの、感染することも多いのです。

 

幼稚園などで裸足になる環境がある、プールの授業など、低年齢で感染することもあります。

 

色素性疣贅

感染ケースはあまり多くありません。足の裏にほくろのように点状にイボが発生した場合は、色素性疣贅の疑いがあります。また足の裏に急激にほくろができた場合は、皮膚がんの可能性も否めません。今までなかった部位に突然発生した場合は、自己判断せずに診断を受けたほうが確実でしょう。

 

点状疣贅

その名の通り、細かいイボがたくさんできる状態です。白っぽい色で、ざらざらとした感触があります。手が当たりやすい部位にできることが多く、感染部位が広がりやすい点に気を付けましょう。

 

糸状疣贅

のイボとして糸状疣贅ができると、とがっている、指のように大きく隆起する、花のつぼみのような形状など、とにかく目立ってしまうのが問題です。また表面がカサカサと白く乾燥しているので、見た目も大変気になる状態になってしまいます。

 

予防法はある?

尋常性疣贅は、感染する可能性があるイボです。またできてしまうと治療後も再発の可能性が高いものです。そのため普段から、予防を心がけておきたいですね。

 

保湿ケアを心がける

角質の保湿は、お肌をバリアするうえでとても重要になります。乾燥していると傷つきやすくなりますよね。また外部刺激も受けやすくなってしまいます。こまめに保湿することで、尋常性疣贅を防げますよ。

 

感染源を知って接触を避ける

もちろん隔離するなどの大げさな対策ではありません。子どもの場合は、感染している生徒が出れば学校から注意喚起を受けることもあります。感染していると診断を受けた人が身近にいれば、感染部位には触れないようにする程度の対策は行いましょう。

 

肌の清潔は大切

肌の清潔はとても大切です。発症部位が手ではない場合、あまりうつらないのでは?と油断してしまいます。しかしイボを無意識に触ってしまうと、様々な部位に広がってしまいます。手洗いをこまめに行い、アルコール除菌もプラスするとなおよしです。

 

ウオノメとの見分け方

足底疣贅とよばれる足の裏にできる尋常性疣贅は、ウオノメやタコと間違われやすいものです。ウオノメやタコはよほど症状がひどくならない限り、放置してしまう方も多いですね。

 

しかし足底疣贅だったなら、誰かにうつしてしまうかもしれません。できるだけ早くトラブルの原因を明らかにして、適した治療を始めるべきでしょう。見た目は大変似ているので、自己診断ではなく皮膚科に行ったほうがよいのです。

 

治療方法は複数ある

尋常性疣贅の治療方法はいくつかあります。治療の効果や治療時の痛み、治療期間などを考慮して選びましょう。

 

液体窒素による冷凍療法

超低温になる液体窒素を綿棒で患部に塗布していきます。患部自体を液体窒素ではがしてしまい、その後皮膚が再生するのを待つ方法です。細胞自体を死滅させ、新しい皮膚細胞ができるように促します。イボの治療としては一般的ですが、再発の可能性もある方法です。

 

患部を焼き切る

局所注射や電気で患部を焼き切る方法もあります。治療時にはやはり痛みがあるのと、治療後も痕が残る可能性がある方法です。首など目立つ部位では、治療痕も気になりますね。担当医ときちんと相談し、治療時だけでなくその後も考えて治療方法を決定しましょう。

 

内服薬による治療

ヨクイニンを飲むことで、イボがなくなるといわれています。錠剤もありますし、他の美肌成分も配合された漢方薬などもあります。ただし、飲んですぐにイボがなくなるといった即効性はあまり期待できません。確実に今すぐイボをなくしたい方には不向きな方法です。

 

専用クリームによるケア

イボケアの専用クリームを使ってみるのはどうかと気になる方も多いでしょう。イボケアクリームは、潤いをもたらして乾燥を防ぐものが多いです。そのためウィルス性のイボには、効果は期待できないことがあります。以前に尋常性疣贅になったことがある方が、予防のために使うのはおすすめです。

 

民間療法を試しても問題ない?

「イボ程度ならわざわざ病院に行くほどでもないのでは?」と思ってしまいますね。いわゆる民間療法を試してみても、問題はないのでしょうか?身近なものもあるので、すぐに試してみたくなりますが、トラブルにはならないのでしょうか。

 

木酢液

木酢液とは、炭焼き時の副産物などとして生じる乾留液の上澄み部分です。有機酸やアルコールが含まれているため、殺菌力が期待できるとされています。

 

コットンなどで患部に塗布すると、イボがなくなると昔から言われてきました。しかしも木酢液の成分にはばらつきがあることなどから、医薬品、農薬などとしての薬効は認められていません。塗布すると刺激を強く感じる方も多いので、イボ治療には使わないようにしましょう。

 

イソジン

殺菌や洗浄効果がある、イソジンなどのうがい薬をイボ治療に用いるとどうなるのでしょうか。イソジンにはポピドンヨードという成分が含まれています。この成分は殺菌効果が高いので、イボも除去できるといわれているのです。

 

ただポピヨンヨードではヨード過敏症になるおそれがあります。皮膚炎やかゆみ、嘔吐などを引き起こすものです。イソジン自体は危険なものではありませんが、注意が必要でしょう。また殺菌や洗浄の効果はあくまでも期待できるというものです。塗ればイボが絶対に治るというものではないのです。

 

また色素がついていますので、首のイボにつけた場合は、服を汚してしまう可能性もあります。

 

ダクトテープ

ホームセンターなどで手に入れられるダクトテープを使って、ウィルスを封じこめようとする治療法もあります。ただ、ダクトテープはもちろん医療用ではないので、肌荒れなどのトラブルを引き起こす可能性が高いでしょう。イボの治療には使用しないほうがよいですね。

 

まとめ

尋常性疣贅は、できるとやはり気になるものです。

 

大きくなる、増えるなど形状や個数に変化が起こりやすいのもこのイボの特徴です。

 

誰かにうつしてしまわないかも気になるところでしょう。またイボができる部位によっては痛みをともないます。早く発症していることに気づいて、すぐに対策を取ることが大切になります。カサカサとした隆起に気付いたら、そのままにせずすぐにイボ対策クリームで保湿などのケアをスタートしてはいかがでしょうか。

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